毛無山

　朝霧での、ウルトラトレイル・Ｍｔ　Ｆｕｊｉの打ち合わせの帰り、下見を兼ね、鶴城の上原さんと初めて毛無山に登った。ウルトラト-レイルは、来月１８日から２０日にかけ行われる富士山を一周する160ｋｍのトレランで、当初は御坂山塊が対象となっていたため、岳連の有志ということで協力することとなった。しかし、その後環境省との話し合いなどで御坂がはずれ天子山塊に変わったため、ここを静岡と山梨で分担し協力することとなった。
　その打ち合わせの帰り、コースの一部となる地蔵峠〜毛無山を歩いてみた。
　レース当日に、我々のベースとなる麓山の家を見学した後、車で毛無の登り口の駐車場まで行く。１１時過ぎており、駐車場はすでに一杯で外の道端にまで車が溢れていた。そのため、ゲートのチェーンが外れていた林道を奥に進むと、神社があり車が何台も止まっていた。社内で何かしている感じではあったが、初めて来る所で状況も分からないため、道端に車を置いて地蔵峠に向かう。峠への道は、沢筋が結構荒れており判りずらい所もあった。

地蔵峠に着いてのち、時間もあることから毛無山へ向かう。稜線は風が吹くと寒い。帰りの朝霧の温度計が６℃だったことから、稜線は０℃位ではないかと思う。稜線は毛無山に近づくにつれ、残雪が多く見られるようになった。やはり１９００ｍの稜線だ。

毛無山の頂上は開けており、一等三角点があった。頂上では、少しづつガスが晴れ雲海の上に富士山が良く見えるようになった。

下山は、頂上から１０分程度戻り下るが、結構きついくだりだ。こちらを登りにしなくて良かったと思う。車に戻ると、境内に他の車はなく嫌な予感がする。支度を整え下ると、チェーンが架かったいた。失敗したと思ったら、幸いチェーンは引っ掛けてあるだけで安堵して帰った。